店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人のジェントルマンが店に入ってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。私のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

ジェントルマンには二度と口を開かないでもらいたい。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人の男性が店に入ってきた。LeslieMowはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。老婆から教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

・・・目が完全にイッてしまってる。

店も賑わいを見せる頃、またcanada pharmaceuticals がやってきた。canada pharmaceuticals というふざけた名前の男だ。私のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

口を開けば愚痴しか言わない。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人のプリンスが店に入ってきた。愛玩のバービー人形を片時も離さない。DannyTaizeは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

脇役でさえ時として物語にいい台詞を残す。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人の英雄が店に入ってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。cathyra1は一枚一枚時間をかけてゆっくりと妖艶に脱ぎ始めた。

要は私にも無職を薦めているのである。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある男が入ってきた。WilliamRamというふざけた名前の男だ。WilliamRamは辺りかまわず罵った。

本当はこのようなこと一言も思ってはいない。口先だけの男だ。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人の貴公子が店に入ってきた。聞いたこともない会社のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。RebeccaAbiliはいかにレズビアンというものが素晴らしいかを主張し始めた。

何故、本当の自分を偽るのだろうか。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人の学生が店に入ってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。この学生が話すことといえばいつも妖婦の事だ。

その横顔は若かりし頃のRyanTibの母親に瓜二つだった。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人の中年が店に入ってきた。Tonyafurseは店内中のミスに投げキッスをし、Tonyafurseはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

今ここに一人の神が誕生した。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人のホモが店に入ってきた。随分とご機嫌な様子だ。自分の人生が今までどんなに不幸だったかを延々と話し始めた。

まるで悲劇のヒロインだ・・・。