朝方、前に見たことがある二枚目が入ってきた。二枚目は乙女を探しているらしく、WilliamDomは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

私はこの時のWilliamDomの笑顔を未だに忘れない。

朝方、見馴れない一人の貴公子が店に入ってきた。Seannibという名前は覚えるのに一苦労だ。Seannibは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

世も末だ・・・。

朝方、前に見たことがある二枚目が入ってきた。二枚目は大和撫子を探しているらしく、差し出した一杯の水を飲み干すとくたびれた声で一つの話をした。

まるで小学生の会話だった。

朝方、何回かこの店を利用している坊主が入ってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。ThomasSicは辺りかまわず罵った。

どう聞いても自慢話だった。

大分夜も遅くなった頃、割とよく来るMaryViareが入ってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。私を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

おつむがちょっと弱そうだ。

大分夜も遅くなった頃、またLhanewakがやってきた。一度見たら決して忘れる事が出来ない強烈な風貌だ。Lhanewakは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

そう言った途端、大粒の涙がLhanewakの目から溢れた。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある中年が入ってきた。DavidEvedeはウィンクを店にいた妖婦に送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、DavidEvedeはいかに妖婦というものが素晴らしいかを主張し始めた。

この中年の親の顔が見てみたい・・・・・・。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある男の子が入ってきた。長生きするとこういう客も珍しくない。ThomasSicはカウンターの上にあったニューヨークタイムズを明読し始めた。

ThomasSicは自分の存在を誰かに知って欲しいのだ。

大分夜も遅くなった頃、またcanadian pharmaceuticals online がやってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。canadian pharmaceuticals online は周りを警戒するようにこう言い出した。

聞いてはいけない話だったような気がする。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある学生が入ってきた。ハーレムから引っ越してきてまだ日が浅いらしい。ThomasSicはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

誰かこの学生を止めてくれ。