朝方、見馴れない一人の学生が店に入ってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。荒ぶる魂を押さえつける事が出来ないのか私にそれをぶつけてきた。

Allisonlewは後半部分は殆ど壁に向かって喋っていた。

朝方、見馴れない一人のオヤジが店に入ってきた。無職仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

私はその場を逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。

朝方、前に見たことがある若造が入ってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。Brentanifyはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

・・泣きたいだけ泣くがいい。今宵の酒は悲しい酒だ。

朝方、見馴れない一人の英雄が店に入ってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

だがその目元は全く笑っていなかった・・・。

朝方、前に見たことがある巨漢が入ってきた。こう見えても金には汚い。RobertJoigoは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

なかなか話し上手な巨漢だ。

朝方、前に見たことがある御曹司が入ってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。JosephRooksはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

・・・異次元の何かと交信しているに違いない。

朝方、この店の常連のSheilaNeigeがいつものように入ってきた。SheilaNeigeは店内中のセクシーダイナマイトに投げキッスをし、SheilaNeigeはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

この中年は金の話しかしてこない。

朝方、見馴れない一人の英雄が店に入ってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。得意万面で初恋の話をしだした。

英雄のこの言葉がのちのち何人もの人々を苦しめることになろうとは、本人でさえも気づいていなかったのだろう。

朝方、見馴れない一人の二枚目が店に入ってきた。二枚目は美人を探しているらしく、無職という職業が気に入っているらしくこんな話をはじめた。

そう言いながらも目線は先ほど店に入ってきた美人に釘付けである。

朝方、またEdithidesyがやってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。Edithidesyは私を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

何を語っても冴えない色男だ。