まだ日も高いうちに、見馴れない一人の中年が店に入ってきた。Pagefupはウィンクを店にいた生娘に送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、Pagefupはいかに生娘というものが素晴らしいかを主張し始めた。

相変わらずうんちくをたれるのがお好きのようだ。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人のオヤジが店に入ってきた。無職仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。vanian-park-490は何を思ったか一冊の本を取り出し、私に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

vanian-park-490は後半部分は殆ど壁に向かって喋っていた。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の未成年が店に入ってきた。この界隈じゃ恋人にしたくない未成年ベストテンに入るらしい。MichaelRIBLEは周りを警戒するようにこう言い出した。

もう少しかいつまんで話してもらいたいものだ。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の色男が店に入ってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。Tracyeruptは辺りかまわず罵った。

自虐的ジョークがお得意のようだ。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の青年が店に入ってきた。青年の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。Claytonecoveはオバサンから聞いたという話をしだした。

私はその時Claytonecoveの殺意を確かに感じた・・・。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の男が店に入ってきた。LisaToiskは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。LisaToiskはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

男には二度と口を開かないでもらいたい。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人のホモが店に入ってきた。随分とご機嫌な様子だ。なぜか、宝塚口調で喋り出した。

・・・異次元の何かと交信しているに違いない。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の色男が店に入ってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

口を開けば愚痴しか言わない。

まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用している旦那が入ってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。私にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

脇役でさえ時として物語にいい台詞を残す。

朝方、見馴れない一人の未成年が店に入ってきた。未成年の美貌に店内中の妖婦が息をのむ。私しか話し相手がいないのか真っ先にこちらへやって来た。

そう言いながらも目線は先ほど店に入ってきた妖婦に釘付けである。