店も賑わいを見せる頃、またEarnesttafがやってきた。聞いたこともない会社のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。Earnesttafはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

それはここで言う事では無いと思うのだが・・・。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある老人が入ってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。DennisBofは思い出したかのようにこう言い出した。

オバサンに目がないらしい。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人の老人が店に入ってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。HaroldSpuncは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

おつむがちょっと弱そうだ。

店も賑わいを見せる頃、またLhanewakがやってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。Lhanewakは女性から聞いたという話をしだした。

私ならとてもじゃないが、このような話、恥ずかしくて人前ではできない。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人の巨漢が店に入ってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

可哀想に・・完全に壊れきっている。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人のオヤジが店に入ってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。CharlesEnlagはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

CharlesEnlagは終わりの無い迷宮に入り込んでしまっている。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人のジェントルマンが店に入ってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。バーボングラスをみつめながら、つぶやきはじめた。

自分の親から散々言われてきた言葉なのだろう。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人の英雄が店に入ってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

この後、誰もが予想だにしない展開が！

店も賑わいを見せる頃、またOLanewakがやってきた。この前サツにつかまったと聞いていたが違う人物だったらしい。得意万面で初恋の話をしだした。

私は無言で酒を注いでやった。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人の男性が店に入ってきた。LuisSenはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。なぜか、宝塚口調で喋り出した。

何気ない台詞の中に秘めた凶暴性を感じる。