店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人の学生が店に入ってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

社会に対する怒りを私にぶつけてきた。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人のプリンスが店に入ってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。VannErymnはいかに女子高生というものが素晴らしいかを主張し始めた。

読者諸君にここでタネを明かそう。プリンスはこの時重大な嘘をついていた。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある未成年が入ってきた。未成年の美貌に店内中の妖婦が息をのむ。私に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

思ったほど面白い話ではなかった。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある紳士が入ってきた。この前サツにつかまったと聞いていたが違う人物だったらしい。得意万面で初恋の話をしだした。

これのどこが笑える話なのだろうか？

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある優男が入ってきた。こう見えても金には汚い。Georgeedupeは何を思ったか一冊の本を取り出し、私に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

愛を捨てたGeorgeedupeの言葉はあまりにも悲しかった。

店も賑わいを見せる頃、またTimsothyvagがやってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。何を思ったのか女性の話しをはじめた。

Timsothyvagは何故か自分の携帯電話が鳴ることに酷く怯えているようだった。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人の若造が店に入ってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。SAJamesは辺りかまわず罵った。

店内の客全員がSAJamesを優しい眼差しで見つめていた。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある男が入ってきた。DavisCepは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。DavisCepは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

そういう話は自分の胸に閉まっておいたらどうだ。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人の女殺しが店に入ってきた。この女殺しにつかまったら大概のオバサンは人生の地獄を見る。Pierreborは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

オバサンとギャンブルと酒の話。この女殺しには3種類の話題しかない。

店も賑わいを見せる頃、またShanewakがやってきた。売人仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。Shanewakはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

このShanewakというオヤジはどうも何かを隠している・・・・・・。