まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用しているミスターが入ってきた。自分の事を素晴らしくモテるタイプだと勘違いしている。MarioFekはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

何気ない台詞の中に秘めた凶暴性を感じる。

まだ日も高いうちに、前に見たことがあるホモが入ってきた。この前新聞に載っていたホモだ。DallasMeattはいかに乙女というものが素晴らしいかを主張し始めた。

後半は殆ど聞いていなかった・・・・。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある色男が入ってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。Howardremはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

隣のテーブルで１人の大和撫子がHowardremの様子を見て笑っていた。

朝方、前に見たことがある旦那が入ってきた。この前新聞に載っていた旦那だ。Howardremは何を思ったか一冊の本を取り出し、私に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

Howardremの言葉にはどこか淫靡な響きがある。

朝方、見馴れない一人の英雄が店に入ってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。FrankJinnyはいかに美人というものが素晴らしいかを主張し始めた。

FrankJinnyが他の客に悪戯を働かないよう注意が必要だ。

朝方、前に見たことがある男性が入ってきた。MarioFekはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。MarioFekはいかに女子高生というものが素晴らしいかを主張し始めた。

・・・完全に正気を失っていた。

朝方、見馴れない一人の男が店に入ってきた。Arieladuthは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。女王様から教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

・・もう待ち合わせの相手は来ないだろう。

朝方、見馴れない一人の野郎が店に入ってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。私を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

何度も何度も自分に言い聞かせていた・・・。

朝方、見馴れない一人の貴公子が店に入ってきた。Joshuatenという名前は覚えるのに一苦労だ。差し出した一杯の水を飲み干すとくたびれた声で一つの話をした。

相変わらずうんちくをたれるのがお好きのようだ。

朝方、見馴れない一人の若造が店に入ってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

Roberthapの話を聞いていると私まで憂鬱になる。