大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の老人が店に入ってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。バーボングラスをみつめながら、つぶやきはじめた。

そういう話は自分の胸に閉まっておいたらどうだ。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがあるオヤジが入ってきた。無職仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。AaronGranyはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

可哀想だが私は全然話を聞いていなかった。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人のガキが店に入ってきた。どこにでもいるような人間だ。Tammyaromsは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

この台詞に何の意味があるというのか・・・・・・。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の二枚目が店に入ってきた。二枚目はセクシーダイナマイトを探しているらしく、Laranatはいかにセクシーダイナマイトというものが素晴らしいかを主張し始めた。

私に何か期待している口ぶりだ。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の紳士が店に入ってきた。この前サツにつかまったと聞いていたが違う人物だったらしい。自分の人生が今までどんなに不幸だったかを延々と話し始めた。

・・・そして無情にも時は流れていった。

大分夜も遅くなった頃、またVDcasino - Quiskがやってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。VDcasino - Quiskはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

終始口元を押さえている。口臭を気にしているようだ。

大分夜も遅くなった頃、またVDcasino - Quiskがやってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。私のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

VDcasino - Quiskは人の話を全く聞こうとしなかった。

大分夜も遅くなった頃、またЗвёзды Телеграмがやってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。Звёзды Телеграмは私を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

「ゴミだって燃えるんだよ！」老人はそう言いたかったに違いない。

大分夜も遅くなった頃、またVDcasino - Quiskがやってきた。長生きするとこういう客も珍しくない。VDcasino - Quiskは乙女から聞いたという話をしだした。

多分自分でも何を言っているのか分からないのだろう。

大分夜も遅くなった頃、またVDcasino - Quiskがやってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。VDcasino - Quiskは思い出したかのようにこう言い出した。

独り言なのだろうか・・・・・？