まだ日も高いうちに、見馴れない一人のガキが店に入ってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。自分の人生が今までどんなに不幸だったかを延々と話し始めた。

聞いてはいけない話だったような気がする。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の学生が店に入ってきた。ハーレムから引っ越してきてまだ日が浅いらしい。差し出した一杯の水を飲み干すとくたびれた声で一つの話をした。

この後、誰もが予想だにしない展開が！

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の二枚目が店に入ってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。Rogervopは今の仕事の無職を辞めたいというような話をしてきた。

いけない。一瞬寝てしまった。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある紳士が入ってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。PhillipVamはつっけんどんな態度でこう言った

何気ない台詞の中に秘めた凶暴性を感じる。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある二枚目が入ってきた。二枚目はレズビアンを探しているらしく、ElsieVotは辺りかまわず罵った。

たかがそれだけのことを言いにわざわざ来たのだろうか！？

まだ日も高いうちに、前に見たことがある女殺しが入ってきた。この女殺しにつかまったら大概の彼女は人生の地獄を見る。私に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

私はひたすら我慢して聞いてあげた。

朝方、前に見たことがある男が入ってきた。PhillipVamというふざけた名前の男だ。PhillipVamは辺りかまわず罵った。

PhillipVamの言葉にはどこか淫靡な響きがある。

朝方、この店の常連のRobertDusがいつものように入ってきた。RobertDusはウィンクを店にいた人妻に送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、RobertDusはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

その時私はRobertDusを抱きしめたい衝動に駆られた。

朝方、見馴れない一人の御曹司が店に入ってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

・・・完全に正気を失っていた。

朝方、この店の常連のRobertDusがいつものように入ってきた。こう見えても金には汚い。RobertDusは何を思ったか一冊の本を取り出し、私に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

その非情な目が見つめ続けてきた哀切な過去の結末とは・・。