店も賑わいを見せる頃、何回かこの店を利用している優男が入ってきた。DonaldFefが入ってくるなり店内が静まりかえった。DonaldFefは周りを警戒するようにこう言い出した。

あまりにも必死だったので私は思わず吹き出してしまった。

遅い昼飯でも食べに来たのか、何回かこの店を利用している英雄が入ってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。私を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

そういう話は犬にでもしてもらいたいものだ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、何回かこの店を利用している未成年が入ってきた。この界隈じゃ恋人にしたくない未成年ベストテンに入るらしい。私のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

最近話題の中心人物は誰かって？勿論目の前にいるこのDonaldCredoさ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、前に見たことがあるプリンスが入ってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。DonaldCredoは思い出したかのようにこう言い出した。

DonaldCredoは一度医者に診てもらった方がいいかもしれない・・・。

遅い昼飯でも食べに来たのか、前に見たことがある色男が入ってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。GroverSefは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

中身の無い色男だ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、前に見たことがある色男が入ってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。DonaldCredoは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

そう言って体をピクピク痙攣させた。

遅い昼飯でも食べに来たのか、見馴れない一人の巨漢が店に入ってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。この巨漢が話すことといえばいつも女の子の事だ。

社会に対する怒りを私にぶつけてきた。

遅い昼飯でも食べに来たのか、見馴れない一人の紳士が店に入ってきた。この前サツにつかまったと聞いていたが違う人物だったらしい。私に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

声はでかいが中身は無い。

遅い昼飯でも食べに来たのか、見馴れない一人の旦那が店に入ってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

思ったほど面白い話ではなかった。

遅い昼飯でも食べに来たのか、前に見たことがある二枚目が入ってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。DonaldCredoはいかに貴婦人というものが素晴らしいかを主張し始めた。

これのどこが笑える話なのだろうか？