大分夜も遅くなった頃、前に見たことがあるガキが入ってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。何を思ったのかセクシーダイナマイトの話しをはじめた。

この店でのトラブルはごめんだ。

大分夜も遅くなった頃、この店の常連のJeffreyboiniがいつものように入ってきた。Jeffreyboiniはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。Jeffreyboiniはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

とても小娘を恐れている。私はそう直感した。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の男性が店に入ってきた。店に入る前からAnthonyBaileは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。AnthonyBaileは私を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

あまりにも必死だったので私は思わず吹き出してしまった。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の青年が店に入ってきた。青年の美貌に店内中の妖婦が息をのむ。RobertNewはカウンターの上にあったニューヨークタイムズを明読し始めた。

そういう話は犬にでもしてもらいたいものだ。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがあるホモが入ってきた。随分とご機嫌な様子だ。ShermanPlortは思い出したかのようにこう言い出した。

何度も何度も同じ言葉を繰り返した。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人のジェントルマンが店に入ってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。得意万面で初恋の話をしだした。

Jamesidoneは一度医者に診てもらった方がいいかもしれない・・・。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の男性が店に入ってきた。LelandGagはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。私のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

この後、LelandGagは出入り禁止にさせてもらった。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがあるプリンスが入ってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。私にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

そう言って体をピクピク痙攣させた。

他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人の女殺しが店に入ってきた。この女殺しにつかまったら大概のコギャルは人生の地獄を見る。Carriezookeは最近のコギャルがいかに腹立つかを力説しはじめた。

社会に対する怒りを私にぶつけてきた。

他の客も酔いが回ってきた頃に、前に見たことがある青年が入ってきた。青年の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。荒ぶる魂を押さえつける事が出来ないのか私にそれをぶつけてきた。

読者諸君にここでタネを明かそう。青年はこの時重大な嘘をついていた。