朝方、見馴れない一人のプリンスが店に入ってきた。愛玩のバービー人形を片時も離さない。Michellegerは思い出したかのようにこう言い出した。

台詞がどれだけ立派でもこのプリンスが言っては・・・・・・。

朝方、前に見たことがある巨漢が入ってきた。こう見えても金には汚い。無職という職業が気に入っているらしくこんな話をはじめた。

慰めはいらない。要はそれが言いたいのだろう。

朝方、見馴れない一人の中年が店に入ってきた。PamelaGibはウィンクを店にいたマダムに送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、PamelaGibは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

PamelaGibは終わりの無い迷宮に入り込んでしまっている。

朝方、前に見たことがある老人が入ってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。Danieldizはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

Danieldizの話よりDanieldizという名前の方が笑える。

朝方、前に見たことがある若造が入ってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。私にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

一体全体どうなってしまうと言うのか！

朝方、見馴れない一人の色男が店に入ってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

それでよく今まで生きてこれたものだ。

朝方、見馴れない一人の二枚目が店に入ってきた。二枚目はチャック全開に気づいている様子もない。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

眠くなる話だった・・・・。

朝方、見馴れない一人のガキが店に入ってきた。どこにでもいるような人間だ。effieib60は何を思ったか一冊の本を取り出し、私に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

後半は殆ど聞いていなかった・・・・。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の男の子が店に入ってきた。長生きするとこういう客も珍しくない。何を思ったのか貴婦人の話しをはじめた。

このHarveyBliptは友達がほしくて仕方がない哀れな人物である。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある英雄が入ってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。Jamiealledはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

周りの人間は誰もJamiealledの言葉を聞いていなかった。