店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある野郎が入ってきた。店に入る前からErickAllesは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。私にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

だがその目元は全く笑っていなかった・・・。

遅い昼飯でも食べに来たのか、何回かこの店を利用している巨漢が入ってきた。こう見えても金には汚い。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

なかなか話し上手な巨漢だ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、前に見たことがある御曹司が入ってきた。DerrickBesと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

・・・異次元の何かと交信しているに違いない。

遅い昼飯でも食べに来たのか、何回かこの店を利用している老人が入ってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

この老人は金の話しかしてこない。

遅い昼飯でも食べに来たのか、見馴れない一人の男が店に入ってきた。anlopeherは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。anlopeherは最近の女性がいかに腹立つかを力説しはじめた。

男のこの言葉がのちのち何人もの人々を苦しめることになろうとは、本人でさえも気づいていなかったのだろう。

遅い昼飯でも食べに来たのか、見馴れない一人の未成年が店に入ってきた。この界隈じゃ恋人にしたくない未成年ベストテンに入るらしい。alfa-tehnologiaは何を思ったか一冊の本を取り出し、私に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

そう言いながらも目線は先ほど店に入ってきた女王様に釘付けである。

遅い昼飯でも食べに来たのか、何回かこの店を利用している中年が入ってきた。DonaldUnakyは店内中のレズビアンに投げキッスをし、DonaldUnakyはレズビアンから聞いたという話をしだした。

何を語っても冴えない中年だ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、何回かこの店を利用している英雄が入ってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。Stevenpemは大和撫子から聞いたという話をしだした。

人と同じようにしていないと不安なのだろう。

遅い昼飯でも食べに来たのか、何回かこの店を利用している二枚目が入ってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。DonaldUnakyは今の仕事の無職を辞めたいというような話をしてきた。

そう言ったDonaldUnakyの表情は酷く疲れていた。

遅い昼飯でも食べに来たのか、何回かこの店を利用している男が入ってきた。Stevenpemというふざけた名前の男だ。私を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

そう思っただけで実際には何も言わなかった。