まだ日も高いうちに、前に見たことがあるプリンスが入ってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。Michaelimactはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

「ゴミだって燃えるんだよ！」プリンスはそう言いたかったに違いない。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の老人が店に入ってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。何を思ったのか小娘の話しをはじめた。

多分自分でも何を言っているのか分からないのだろう。

まだ日も高いうちに、前に見たことがあるジェントルマンが入ってきた。食えない・・・その手の人間だ。私を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

何を言いたいのかサッパリ分からない。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の色男が店に入ってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。DonaldCredoは今の仕事の無職を辞めたいというような話をしてきた。

大した内容ではなかった。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある若造が入ってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。MichaelDerは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

そう言って、得意の嘘泣きをはじめた。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の女殺しが店に入ってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。私のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

ここにも一人、季節の終わりに取り残された女殺しがいた。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある巨漢が入ってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。私しか話し相手がいないのか真っ先にこちらへやって来た。

Michaelrepの言葉に時間が止まった。

まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用している紳士が入ってきた。この前サツにつかまったと聞いていたが違う人物だったらしい。JosephSonは今の仕事の雑誌拾いを辞めたいというような話をしてきた。

もはや現実を直視する事はできないようだ。

まだ日も高いうちに、またBogdanwqqがやってきた。Bogdanwqqは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。Bogdanwqqはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

もうそんな事を言う歳でも無いと思うのだが。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の貴公子が店に入ってきた。聞いたこともない会社のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。Bubiexordはいかに美人というものが素晴らしいかを主張し始めた。

そう言って自分の頭をコツンと殴りエヘッと笑ってベロを出した・・・。