まだ日も高いうちに、割とよく来るStephencluthが入ってきた。この前新聞に載っていた旦那だ。Stephencluthは私を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

これのどこが笑える話なのだろうか？

まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用している紳士が入ってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。BernardSpeliは最近のお嬢さんがいかに腹立つかを力説しはじめた。

愛を捨てたBernardSpeliの言葉はあまりにも悲しかった。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の英雄が店に入ってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。私を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

francisvc2は何故か自分の携帯電話が鳴ることに酷く怯えているようだった。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある女殺しが入ってきた。この女殺しにつかまったら大概の妖婦は人生の地獄を見る。AntonioZewは辺りかまわず罵った。

店内の客全員がAntonioZewを優しい眼差しで見つめていた。

まだ日も高いうちに、割とよく来るGilbertjettyが入ってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。何を思ったのか生娘の話しをはじめた。

まるで悲劇のヒロインだ・・・。

まだ日も高いうちに、割とよく来るArthurVonが入ってきた。色男はチャック全開に気づいている様子もない。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

お嬢さんとギャンブルと酒の話。この色男には3種類の話題しかない。

まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用している御曹司が入ってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。BernardSpeliは何を思ったか一冊の本を取り出し、私に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

このBernardSpeliという御曹司はどうも何かを隠している・・・・・・。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の巨漢が店に入ってきた。こう見えても金には汚い。Joyceseaxyは思い出したかのようにこう言い出した。

台詞がどれだけ立派でもこの巨漢が言っては・・・・・・。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある未成年が入ってきた。この界隈じゃ恋人にしたくない未成年ベストテンに入るらしい。AntonioZewは私を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

この未成年の何を信じればいいと言うのか。

まだ日も高いうちに、割とよく来るStephencluthが入ってきた。Stephencluthは終始腰を左右に揺らしている。Stephencluthはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

Stephencluthはその曇った瞳で何を見ていたのだろうか。